この笑顔!
こちらは福岡のアコーディオン奏者 新井武人氏。
新井くんのステージ衣裳になる帽子たちを、お直し致しました。

角の接着が剥がれてきてるDOBBSのカンカン帽子(アンティーク)は、隙間に接着剤を塗り込み、更に裏地を外して内側からも接着剤を塗り紙を当てて更にで補強しました。すでにアンティークのこちらのカンカン帽子、被り主と共に更に先の数十年、数百年と残ってくれると私も嬉しい思いです。

気に入り過ぎてトップが破れたフェドーラは、悔しいけれど破れたものは戻らない、、。ので、これ以上破れが広がらない様に帽子の内側部分に接着剤を塗った生地を張り、かなり固めに補強致しました。
この部分(フロントピンチ)は、帽子を被るときに触る部分なので長年被るとほとんどの夏素材の帽子はこうなってしまいます。対策としては、破れてしまうことがある。と認識した上で帽子を扱ってあげると長持ち年数は伸びますよ。

ブリムの傾きが“らしくない”という冬素材の中折れ帽子は、下りになってたブリムを水平に戻し、上向きに丸みをつけてブリムの形を変形させました。(写真はお直し後)

大切に被っているのがひしひしと伝わる帽子たち。 「これで気がかりが無くなった〜」って言って頂きました。ありがとうございました!